はじめに
一生、大病に罹ることなく元気で、快適な活を送りたいと思うのは、誰しも当然のことではないでしょうか?テレビ番組などのマスコミに取り上げられる健康に関する話題や医療問題、また高級志向の生活などは、国民の健康や日常生活に対する希望、あこがれ、あるいは不安などの表れではないでしょうか?

 このような健康志向の生活、生活の質の向上(QOL)、あるいは国際化などの影響を受け、幼児、若年者、大人を問わず、日増しに歯並びに対する関心は高まり、積極的に矯正治療を行なおうとする機運が高まり、今日では多くの人々が矯正治療に関わりを持つようになって参りました。その結果、矯正治療が社会から広く認知され、日常生活においても一層身近なものとなってきています。

 これは、歯並びを治すことが、見た目を素敵にし、自分自身に自信を取り戻すキッカケになる、お口の中の機能を維持、回復することが健康で快適な生活をおくる上で基本であるとの考え方が普及してきた表われかと思われます。しかし、一方では、歯を抜かなくてもできる、見えない装置で簡単に治る、治療費がいくらかかるのかの分からない、半年で治るなどの誇大広告、など矯正治療が分かり難く、的確な情報が少ないとの声も耳にします。また、矯正治療における医療過誤、訴訟も増え、近い将来、社会問題となる可能性も否定はできません。

 ご一読頂き、ご自身あるいはお子さまの歯並びについて少しでも歯並びや矯正治療についての理解が深まれば幸いです。また、歯並びについてのお悩みが御座いましたら一度、専門の先生方の意見を伺ってみては如何でしょうか?あるいは私どもにご相談頂ければ幸いです。