略歴
IOS-GINZAとは
 最近、在ってはならないとされている医療過誤の報道をよく耳にします。これは氷山の一角との声もありますが、確実に社会の医療に対する考え方に変化が現れてきているのは事実のようです。すなわち、インフォームド・コンセント、ディスクロージャ、パラダイムシフト、EBM、あるいはアカウンタビリティなどの言葉で代表されるように医療の概念そのものが変わりつつあります。その一つに、問題・患者志向型の医療(Problem(patient) oriented system;POS)があり、一般社会においても積極的な導入が図られています。
 
 このような今日の医療概念の変遷をふまえ、矯正治療における問題・患者志向型(POS)の診断、さらに、矯正臨床で必要な歯の移動、顎の移動を理解する上での基礎知識(成長発育、顎運動機能、他科との関連等)、さらには最新の治療技術についても触れ、ホームドクターとして、あるいは矯正専門医としての適切な助言、診断、診療を提供できるような種々の研修の場を設け、全く新しい概念から臨床矯正歯科学を基礎から最新の本格矯正治療に至るまでの知識、技術を提供する場を2001年に「IDS-GINZA」を東京の銀座に開設したものです(1 :1_講義風景、2_研修風景)。大学、大学院での長年の臨床、研究、教育の経験を生かし、かつ、パソコンなどのIT関連機器を多用し、歯科医師への学術、技術情報を提供する研究組織の代表を務めています(http://www.ids-ginza.jp)。

講義風景
講義風景
研修風景
研修風景